便利な「コマンドプロンプト」

ネットワークに異常などが発生することはよくあります。このような場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。どこに障害の原因があるか突き止めなければなりません。そこで基本中の基本を記載致します。参考にして下さい。

1、コマンドプロンプトを開く。

WINキー+Rキー押下 → ファイル名を指定して実行が表示します。そこにcmdを記入し押下 → コマンドプロンプト表示。

又は、スタートボタン → すべてのプログラム → アクセサリー → コマンドプロンプト で表示致します。

2、ping(Packet INternet Groper)を飛ばす。

インターネットのTCP/IPネットワークにおいて、通信目的のコンピュータが応答可能かコマンドを叩き応答するか確認する。返答があれば接続状況はOKです。反対に返答が無ければ切断または何らかの障害があると考えられます。

コマンドはping xxx.xxx.xxx.xxx   (xxx.xxx.xxx.xxx   は相手先のIPアドレス)を打ち込みEnterを押下。




上記の写真はIPアドレス192.168.0.1への端末への通信は応答あり、IPアドレス192.168.0.2への端末は反応がありません。これらの判断で異常先が絞れます。当然端末が多ければ多いほどネットワークの構築がどのようになっているか知っている必要があります。




ping xxx.xxx.xxx.xxx  Windowsのpingはデフォルトで4回のみパケット送信。

10回繰り返し送信したい場合はping -n 10 xxx.xxx.xxx.xxx   と記載。状況によっては何度も繰り返し送信する場合もあります。

繰り返し送信はping -n xxx.xxx.xxx.xxx  です。中断したい場合はCtrl+Cキーを押下すれば止まります。覚えておいて損はありません。

※コマンド送信等は自社でのネットワーク内での作業に留めておきたい。インターネット上での不用意に連続して送信は一種の攻撃とも受けとめられるので十分に注意が必要です。あくまで疎通の確認に使う程度です。

こんなコマンドも使います。

再起動 :shutdown / m xxx.xxx.xxx.xxx   /r /f /t 0       ←最後ゼロです。

シャットダウン:shutdown / m xxx.xxx.xxx.xxx   /s /f /t 0 ←最後ゼロです。

これは相手先の端末を強制的に実行致します。実行できない場合は管理者権限でコマンドプロンプトを開いて下さい。スタートボタン → すべてのプログラム → アクセサリー → コマンドプロンプトを右クリックで「管理者で実行」で開く。




付則:一番使うコマンドは自身のPC状況を表示する ipconfig /all です。

ホスト名からIPアドレス、MACアドレス・・等全ての設定を表示致します。

これらのコマンドはPC設定またはネットワーク障害等、基本でよく使うものです。覚えておくと大変便利です。私も在職中は必須でしたので役立つコマンドです。皆さんも打ち込んで見て下さい。

 


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