SNSで上げられた画像で「留年」

こんにちはsaiです。

SNSに上げられた画像で「留年」は納得できない元看護学生の訴え」と題して、MBSニュースにこんなものがありました。

 

話の内容はこうだ・・。

看護学生が病院で10日間の実習を受けていた期間中に大阪市内の飲食店で友人ら3人で自習を致しました。その際に友人の一人が勝手に写真を撮ってツイッターに無断投稿しました。

それを見た第三者から学校に匿名で通報が入りました。「患者の個人情報がのった資料を見て勉強している学生がいる」というのです。顔写真も写っている事から学校側は本人に自分か確認しました。学生は「そうかもしれない」と答えました。

問題は患者の個人情報がのった資料にあります。学校側の指導は病院実習中は生徒に患者の情報などの「記録物」を病院や学校、自宅以外で見ることを禁じていると言うことです。それにも関わらず不特定多数の人がいる場所で開いて自習していたのです。学校側の本人の聞き取り調査で後に「病院実習の参加を認めない」と告げられました。これによって事実上「留年」になります。

看護学生はその後学校不信により退学してしまいます。そして訴訟を起こしました。

 

看護学生の言い分:聞き取り調査は15分「資料は練習用に作成したもので、個人情報の記載はない」学校に対して慰謝料など約440万円を支払うようと主張。

学校側の言い分:嘘を言っている。最初は、『アセスメント用紙を開いてやりました』と言っている。ところが3人を翌週に保護者をお呼びして事実確認をしたところ、3人の話が変わったと主張。

 

 

ざっと話はこんな感じだ。皆さんはどう思いますか。学生は学校に4年も通ってたのに今回の事件で学校への不信感で自主退学してしまいました。なんとも4年間も通って退学なんてもったいない。授業料も相当払ったのに何故1年の「留年」程度で看護師の夢を棒に振ったのか・・。

はっきり言ってこの学生は「アセスメント用紙」はダミーのを使用したと言っているが誰も信じられない。仮にダミーであってもそれは意味をなさない。本物だろうが偽物だろうが第三者からみて個人情報だとみなされ通報され時点で世間から病院への信用を失なわせたことには変わりない。誰が見たって情報漏えいとしか見れない。仮にも鞄には個人情報が入っていたのだからこの段階で駄目でしょう。院外の持ち出しになるしね。

そもそも病院側だっておかしい。何故患者の情報などの「記録物」を病院や学校、自宅以外で見ることを禁じていると言うのが変だ。何故自宅が入る?自宅はアウトだろう。認識がおかしい。

 

個人情報の扱いが甘すぎます。私は以前会社でPマーク取得する際に計画してから取得まで時間をかけ苦労しました。個人情報など持ちたくないし取り扱いが厳しく面倒だし苦労した嫌な思いしかない。それ位重要で大変なものです。それが社外へ出るなどあってはならない事なので個人情報を持ち出して自宅で学習など論外です。

この病院も甘すぎです。帰宅途中で資料を落としたらどうしますか、帰宅途中強盗にあったらどうしますか、自宅に泥棒が入ったらどうしますか、どこかに置き忘れたらどうしますかいろんなところにリスクが潜んでいるのです。想定されるリスクを減らすことが個人情報取扱の基本です。100%備えることは無理だから極限までリスクを減らすのです。個人情報が漏れたら基本会社倒産と考えても過言では無いのです。

特に病院ならもっと扱いが重要になって来るでしょう。甘い考えは止めましょう。病院なら当然個人情報を取り扱う上で院内に専門の教育担当者がいるはずです。再度院内全員の教育が必要ですね。

 

 






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