サーバ消去作業は一苦労

こんにちはsaiです。

皆さんはデータ消去作業をしたことがありますか。HDDのデータをただ消しただけでは通常消えていません。HDD上に記載されていたデータに蓋をして見えないようになっているだけで復元ツールを使用すると簡単に蓋を開けられでデータを引っ張り出されてしまいます。(復元)

完全にデータを復元されないように消すのは大変な作業になります。

データ消去方法

1.ソフトによる消去(HDD再利用可能

2.磁気による消去(HDD再利用不可

3.物理的破壊による消去(HDD再利用不可

 


「Disk…Eraser」の消去レベル





「ターミネータ8.0データ完全抹消」の消去レベル

一般的な消去ツールです。メーカなどによって消去レベルはまちまちですがおおむねこんな感じです。レベルを上げれば復旧されるリスクは下がりますが作業自体時間がかかってしまいます。

通常HDDに上書き1回0を書き込み消していく作業がありますがこれでも一応消えています。完全ではありませんが復元は簡単ではありません。国家レベルの消去になると非常に時間がかかってしまいますが完了すれば、ほぼ復元は出来ません。安心出来るレベルです。

ただ、私も業務レベルでここまでしたことはありません。請け負う側でも割りに合いません。ここまではしないです。




・このソフトによる上書きを前提に消去させるものは、後にHDDを再利用を考えています。

・強烈な磁気を浴びさせて消す方法もありますがこれはHDDの再利用は出来ません。HDDの全てのデータ書き込みデータ領域およびSTW領域全て消してしまうためHDD使用不能になってしまいます。

・もうひとつは物理的に破壊してしまう方法です。媒体に穴を開けたり破壊してしまったりして物理的に使えなくしてしまいます。これが簡単で最強です。

これらが一般的な消去作業です。

では、サーバはどうなのか、サーバはraid構成が一般的ですが、通常のツールでは消去出来ません。サーバ専用の消去方法で実行しないと消せないのです。




私が使っていたのは「CLEAR-DA RAID」です。

 性 能(検証値)

計測条件 PentiumIII
(0.6GHz)×2
PentiumIII
(1.4GHz)×2
Pentium4
(1.5GHz)
Pentium4
(2.2GHz)
RAID レベル5
(パリティ分散)
Mylex製
レベル5
(パリティ分散)
Adaptec製
レベル1
(ミラーリング)
AMI製
レベル1
(ミラーリング)
Promise製
HDD データ:9GB×4
パリティ:9GB×1
データ:18GB×5
パリティ:18GB×1
マスタ:60GB×1
予 備:60GB×1
マスタ:40GB×1
予 備:40GB×1
CLEAR-DA認識容量 36490MB 91865MB 60003MB 38996MB
“00”1回書き込み
6時間28分 6時間51分 10時間16分 30分

10.6
(分/GB)
4.5
(分/GB)
10.3
(分/GB)
0.77
(分/GB)
NSA標準 (3回書き込み)
19時間25分 20時間33分 30時間35分 1時間26分

31.9
(分/GB)
13.4
(分/GB)
30.6
(分/GB)
2.2
(分/GB)

消去レベルによって表のようにこれだけ違いが出て来てしまいます。ちなみこの表は認識容量が小さいです。現在のサーバは認識容量が大きいので時間も相当延びます。

ソフトによる消去作業は大変時間を要し出来ればしたくない作業のひとつです。



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