小峰城の石垣修復(福島県白河市)

小峰城

1632年(寛永9年)に江戸時代の初代藩主、丹羽長重が大改修を行い4年の歳月を費やして完成させた梯郭式(はしご状に郭が設けられている)の平山城。

その後1866年(慶応二年)阿部家が棚倉へ移されると小峰城は空き城となり白河は幕領、新政府領と変遷します。

 

白河駅より隣に見えるのが小峰城ですが横断し行けないんで少し遠回りします。

歩いて①②とも10分位です。

 

城内から見た白河駅。近くです。




東日本大震災(2011年3月11日(平成23年))によって小峰城の石垣が被害を受けました。4月11日の余震でも更なる被害が発生し合計10箇所に及びました。

現在白河市はこれらの石垣破損の復旧に取り組んでいます。修復している場所をみるのも今しかなく面白いかもしれません。

 

珍しい小峰城の石垣の積み方

写真上部にある石垣を見てください。「同心半円形落し積み」と言われる部分があります。当時落とし積み(谷積み)により不ぞろい石を積んだ結果偶然出来たと思われますが後半は意識的に積んだのではないかと言われています。大変珍しい積み方です。

 

この階段を登って広場に出ます。

 

今朝の雪で一面真っ白です。

 

前御門

敵の侵入を防ぐために5つの穴(三角と四角)から鉄砲を構えます。

 

城内からの撮影

 

3.11震災にて崩れた漆喰の壁。




鉄砲を撃つための穴。ここから構えるんだろうね。思ったより視野が狭い。

 

ここから中に入ります。見学は無料です。係員は2名ほどいました。

今日は朝雪が降ったので観光客が少ないですね。

 

ここは敵が攻めてきた場合に石を落とします。このような場所はこの城にいくつかあります。

 

ここは2階です。次は3階まで登ります。

 

3階部分のてっぺんの骨組です。

手彫りですね。はまぐり手斧のあとが美しい。暖かさを感じます。

 

見学の後は「二ノ丸茶屋」でコーヒータイムです。

冷えた体には最高です。

お店のお姉さんに小峰城の石垣修復を聞いたら2030年ごろまでかかると言っていました。

 




駐車場情報

駐車場は大き目のが1つのみです。近くには他にありません。

夏場のシーズンは午前中が空いています。午後からは混み合います。冬場は終日余裕です。

 

住所 福島県白河市郭内1
時間 10時~17時(4月~10月)
10時~16時(11月~3月)
定休日 年末年始(12/29~1/3)
見学料金 無料
駐車場 無料あり

 

 


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